ヒプノセラピー(催眠療法)や他のカウンセリングだけではなく、コミュニケーションで大切なことに
「無知の姿勢」という考え方があります。
セラピスト(カウンセラー)は、「私が〇〇してあげる」という意識を持つことはタブーだと思います。
そのクライアントさんにしか分からないことがたくさんあります。
今までの人生の中で味わってきたことが話しきれないほどあります。
育った家庭環境、学校での人間関係、職場での立ち位置・・・等々。
セラピストには分からないことだらけです。
それを教えてもらうのが「無知の姿勢」です。
こちらの分からないこと(クライアントさんに起きていることや気持ちなど)を教えてもらいます。
分からないから教えてもらうのです。
これは家族関係・お友達関係・パートナーとの関係など、いろんな面でとても大切かと思います。
推測で怒るのではなく、
思い込みで判断するのではなく、
偏見で決めつけるのではなく、
疑問に感じたことを尋ねることです。
「〇〇だろう」
「〇〇に違いない」
と思いがちですが、相手に尋ねておけば誤解を避けられるかもしれません。
誤解から険悪になり、話すのも嫌になり、しまいには・・・という展開を避けるために「聞く」コミュニケーションは日頃から心がけていきましょう。