無意識の認知

ヒプノセラピー(催眠療法)と暗示イメージ

 

電車でウトウトしてあやうく乗り過ごしてしまいそうになった経験、ありませんか?

 

目的地直前のアナウンスで目が覚めてギリギリセーフ。

 

熟睡していたら乗り過ごしていたかもしれませんが、ウトウト程度であれば無意識に脳が働いて起きることができたのだと考えられます。

 

無意識は潜在意識とも言われますが、わたしたちは身の回りで起きていること全てに意識を向けることは出来ません。

常に全ての音を聞き分け、近くにいる人すべてを観察し、周りの掲示板を見ることは不可能です。

 

 

それまでウトウトしていて何も聞こえていなかったのに、目的駅到着のアナウンスが聞こえてきたりするのは、無意識が全てを観察していてくれたからです。

 

無意識(潜在意識)は身の回りの状況を把握してくれています。

でも、その情報を全て自分の意識に送り込むと頭がいっぱいいっぱいになってパニックになります。

 

時と場合に応じて、必要な情報を「無意識」が選別して「意識」に届けてくれるのです。

これを心理学では「無意識の認知」と表現したりします。

 

それまで全然気づかなかったのに突然気になるようなことが起きたり、やけに目につくことが増えた事柄などは無意識からのサインかもしれません。