未完結の思い出こそ印象に残る ~ツァイガルニク効果~

ヒプノセラピー(催眠療法)と潜在意識

 

数えきれないほど多くの思い出が誰にでもあります。

大きなことも小さなことも合わせると、それこそ「星の数」くらいになるのではないでしょうか。

 

そんな思い出のなかで印象に残っているのはどういうものですか?

 

幸福感たっぷりのものもあれば、二度と味わいたくないようなものもあるかもしれません。

 

一概には言えませんが、

「ひとは未完結・未解決のままになっていることが記憶に残る」と言われます。

心理学では”ツァイガルニク効果”と呼ばれます。

 

たとえば告白。

まったく何にも意識しないひとから「好きです」と言われたことと、

好きでたまらなかったけれど悩んでタイミングを逃して告白できなかったこと。

 

より記憶に残りやすいと言われるのは後者です。

告白ができずそのままになっているからです。

何とも思わない方からの告白は、申し訳ないけれど自分の中では終了(完結)している前者。

 

このように、完結していない事柄・解決していないエピソードですっきりできないでいることは思いのほか多いのかもしれません。

 

なにが自分の心にひっかっかっているのか、それを見極めていきたいものですね。

ヒプノセラピー(催眠療法)にはそのヒントを見つける可能性があります。