認知症に限らず、脳障害などで意思疎通がままならないことがあります。
他にも闘病中で苦しさのあまりイライラしたり辛い思いをしながらもコミュニケーションがうまくいかないことも。
身近にいらっしゃる方は様々な感情を抱きます。
愛情はもちろん、共感、同情、寂しさ、そして自分に余裕がなくなった時に湧く負の感情。
負の感情を持つ自分を許せなかったり、
その状況から逃げたかったり、
でもやはり放っておけない。
それまでのご当人の過ごしてきた人生を知っているだけに現在の状況が歯がゆくてもどかしい。
まわりがイライラしたり腹立たしく思うこと、仕方がありません。
ですが、
そうさせているのは”病気”であり”症状”であることを思い出せば、気持ちをリセットできることがあるのも事実です。
リセットしてもまた負の感情が湧けば、そこでまたリセット。
ヒプノセラピー(催眠療法)にはグリーフセラピー(悲嘆療法)というものがあります。
身近にそういった症状の方がいらっしゃる時、
病気の症状をとりはらった”素のその方”とのコミュニケーションをとります。
病気が見せているうわべではなく本質を再び実感します。
新たな優しさを心の中に持ちながら過ごして行ける可能性があります。
うわべに苦しむのも人間だと思です、どう向き合っていくかで楽になれるのかを考えてみませんか。