催眠療法(ヒプノセラピー)にはいくつかのアプローチ方法があります。
同じテーマでもその方の状況やご希望・お好みを考えて一緒に決めてから行います。
その中のひとつに「年齢退行療法」があります。
文字通り、年齢をさかのぼっていってセッションを行っていきます。
そこで年齢退行療法にはどのような「いいこと」があるのかというと、おおざっぱに言うと。。。
過去の事実・経験はどんなにがんばっても変えられませんし、消し去ることは出来ませんよね。
年齢退行では、あった事実を「今の自分」も「当時の自分」と一緒にもう一度見つめ直していきます。
年月が経った今ふりかえると、当時とは違った見方ができます。
催眠状態では当時の関係者(ご家族など)のことも必要に応じて結構詳しく思い出せたりします。
そこで過去にあった事実は変わらずとも、その「受け止め方」が変わります。
頭での思考だけではなく、感情面からの感じ方も変わっていきます。
小さいことのように感じられるかもしれませんが、ここで生じる「癒し」は思いのほか大きいものです。
人が苦しいのは「心が苦しい」状態なので、心を癒してあげることが何よりですものね。